インタビュー社員インタビュー
最高の完成形を作れるように、日々
工事を想像するおもしろさがある。2013年入社
技術部スタッフ(電気システム担当)
- 就業までの経緯
- 2013年3月に大学院(電気系工学専攻)を修了。入社後は技術部電気システム課の現業部門や電気関係の指令業務を経験し、2020年7月より現在の部署で設計業務などを担当。
現在の業務について大事なこと、留意していること
電車線路設備や駅設備、変電設備といった電気関係の設計及びその工事監督を行っています。具体的には、電車線路設備であればトロリ線という電車に給電するための電線の張替え、駅設備や変電設備なら老朽化した電気系統の保護設備(ブレーカー等)の更新業務です。
電車線路設備の設計や工事は、電車が走らない夜間の終電から始発までの短い時間で作業を行わなければならないため、工程管理が非常に重要です。もしも作業が終わらず始発電車を遅らせてしまうと、お客さまや乗り入れをしている同業他社にもご迷惑が掛かり、非常に大きな社会的影響があるからです。必ず時間内に終わるように、事前の準備段階から念入りに工程を確認し、現場の社員がスムーズに作業できるような工事設計を心掛けています。
業務におけるやりがい、おもしろさ
工事は、様々な部署や請負会社と連携を図って日々進捗していきます。緊密な報告・連絡・相談が必要であり、決して一人で進めることは出来ません。連携がうまく行き、一つ一つの工事・作業が完了した時は、大変やりがいを感じます。また、自分が考えた手法で工事が進んでいくことも凄くおもしろさがあります。
工事の先の先を考え、最高の完成形を作れるよう日々設計しながら工事を想像しています。
困難を乗り越えたエピソード
以前所属していた電力指令室では、当社線(西代~姫路・網干)の全変電所を遠隔制御装置で監視制御しています。その装置を更新した時のエピソードです。
その時の私の役割は、実際に普段から装置を扱っている指令員として新しい装置のソフトウェアに問題が無いかを他の指令員とともに確認する事でした。少しでも問題を見逃してしまうと、全列車の運行を止めてしまう可能性もあります。日々更新工事が進んでいく中で、誰が確認しても差違の無いように一つの確認書をみんなで共有して異常の有無を調べていきました。経験が浅い私にとっては非常に責任のある役割でしたが、先輩社員にも相談しながら毎日予習復習を重ねて日々のチェック作業に挑んでいました。
更新が完了し、新しい装置で初めて仕事をして無事に電気が流れた時は、非常に感慨深いものがありました。
今後の目標
鉄道電気に精通した技術者になりたいと考えています。
私はこれまでに保安システム・電力システム・電力指令室といった現業部門の仕事を一通り担い、鉄道電気の多種を経験しました。しかし、それぞれの知識や技能はまだまだ未熟であり、現在でも日々学ぶことばかりです。
鉄道電気は特殊な分野でもあり、仕事を通しての技術継承が不可欠です。先輩方の経験やスキルを見て学び、社外の講習会などにも積極的に参加して知識を蓄え、後輩達に経験や知識を伝えられるようになりたいです。
入社希望の方へメッセージ
就職活動の状況は年々変化しており、皆さんには就活においても過去に類のない行動や言動が求められることもあるかもしれません。
しかし、消極的な就職活動で終わらせるのではなく、しっかりと様々な会社をみて、最も自分に合った会社を選んで欲しいです。私自身就職活動での経験は今でも覚えており、各社の考え方や他の学生の向き合い方など、人生の糧になることが多くありました。そうやって色々な視点を身につけたうえで、多くの企業がある中から当社を希望して一緒に働けることを願っています。