永禄9(1566)年1月11日、室山城で浦上政宗の息子清宗の婚礼の日、龍野城主赤松政秀の急襲に逢い、奮戦むなしく親子、花嫁ともども討ち死にするという悲劇が起こった。この花嫁こそが黒田官兵衛の妹であった。
その後、官兵衛は永禄12(1569)年、姫路に攻め入った赤松政秀の軍勢を二度にわたって撃退。青山の合戦でその名を挙げるのである。室津では、非業の死を遂げた花嫁の鎮魂のために、雛祭りを延期するようになった。
これが旧暦の八朔(8月1日)に行われる八朔の雛祭りなのである。
1月12日(日)、1月19日(日)に放送された大河ドラマの中のエピソードで紹介されました。
- 婚礼の日に花嫁ともども討ち死にする室山城(室津城)跡。
- 急襲を仕掛けた赤松氏が城主を務めていた龍野城跡
2月2日(日)に放送された大河ドラマの「官兵衛紀行」コーナーでゆかりの地として紹介されました。