黒田官兵衛と播磨

播磨から観る黒田官兵衛とは
第5回 姫路城献上
国府山城址

国府山城址

国府山山頂からの眺め

国府山山頂からの眺め

黒田官兵衛と羽柴(豊臣)秀吉にまつわるエピソードでよく知られる、官兵衛による姫路城献上。秀吉に姫路城を拠点とするよう提案すると、官兵衛は妻鹿にある国府山(こうやま)城へと移る。この居城は官兵衛の父・職隆(もとたか)が築いたとされ、播磨灘を一望、播磨平野を見渡せる。また、のろしを上げれば姫路城へ連絡することもできる場所。職隆はその後もここで過ごし、62歳で亡くなった後はこの地に葬られた。 城跡の残る山を下りれば、妻鹿(めが)の住宅地の中に「筑前さん」の名で親しまれる黒田職隆廟所(びょうしょ)が残っている。